3期目に向けての決意
2期8年を段階(phase)に分けて振り返ると、phase1(1期目)は「挑戦」というキーワードを町内全世代に定着、浸透させること。また、挑戦による事業を実行していくための土台づくりと、その取り組みをサポートしてくれる、アイデアを提案してくれる多くのつながりを作ること。この3点がphase1で取り組むことができたと振り返っています。 Phase2(2期目)は、挑戦のマインドをベースに形を作っていくこと。町を未来につなぐためのハード整備を進めました。また、平成30年7月豪雨災害の経験から、町民の安心安全の暮らしにフォーカスした取り組みを進めてきました。 更に、phase1で進めてきた人のつながりが大きく広がり、多くの人に神石高原町を訪ねて頂きました。勿論、多くの提案、アイデアを頂くことができたし、その提案から、実行できたものも沢山あります。外部から見てまさに神石高原町は「挑戦のまち」というイメージが定着してきたという実感があります。
3期目、phase3ではこの8年の流れを止めることなく、様々な課題に向き合っていかなければなりません。ただ、この課題解決という大きなテーマの中で、課題に向き合う向き合い方を変えなければいけないと考えています。 今までのように、課題、問題に直接向き合い、解決の糸口を探るやり方ではなく、この8年間の大きなうねりを活かし、町内で生まれた新たな事象や、外部の視点からそれぞれの課題を見つめ、新しい取り組みがどの課題に対し、どう関われるかを考えるという手法。課題を直接的に見つめ、解決策を探るというやり方では結果が得られにくいと考えています。
3期目の取り組みは、さらに多くの人に神石高原町を知ってもらい、しっかり関わってもらうことに注力します。新しいうねりを生み、そのうねりが様々な課題に向き合うという流れを作っていきます。 つまり、神石高原町「ら・し・さ」でまちを発信すること。 フォーカスするのは、「ひと」(包み込むやさしさ 長寿 挑戦のマインド) 「景色」(標高700mから見えるもの 千年続く集落 神が宿る村々) 神石高原町「ら・し・さ」に惹かれる人たちをターゲットに発信し、関係を構築していくことがさらなる可能性につながると考えています。 そのために、2期8年の経験と実績、繋がりを活かし次の4年間も誠心誠意、全力で努める決意です。
具体的な取り組み
- 移住アドバイザーの設置
- 関係人口の拡大
- 井関地区第2定住団地整備
- 学校給食費無償化&有機作物の使用推進
- 公営塾のWEB化(AI・チャットGPTの活用)
- 農業者経営診断
- 農業法人の大規模化
- 緑の食糧システム戦略の推進
- 地域おこし協力隊による女性視点の農業チーム
- 特産作物での新規就農支援
- 健康・美・長寿の取り組み
- ディバイスを活用したデータ経営
- 医療機関・通いの場への移動支援
- バイオマス発電の熱利用
- 耐震工事助成
- 公共橋梁耐震補強推進
- 「国道182号の安全対策推進」
- 健康・美・長寿の発信誘客
- 各地区資源発掘・開発とブラッシュアップ
- 民間企業との連携による発信拠点づくり
- 第19回スカウトジャンボリー大会の成功